特車許可申請を行政書士に任せるメリット・デメリット
車両が以下の一般的制限値を超える場合、道路管理者に特殊車両通行許可申請をしなければならず、許可を取らず運行すれば法令違反となり、重い罰則が待ち受けています。
| 車両の諸元 | 一般的制限値(最高限度) | |
|---|---|---|
| 幅 | 2.5メートル | |
| 長 さ | 12.0メートル | |
| 高 さ | 3.8メートル | |
| 重 さ | 総重量 | 20.0トン |
| 軸重 | 10.0トン | |
| 隣接軸重 | 18.0t:隣り合う車軸の軸距が1.8 m未満 19.0t:隣り合う車軸の軸距が1.3 m以上かつ 隣り合う車軸の軸重がいずれも9.5t 以下 20.0t:隣り合う車軸の軸距が1.8 m以上 | |
| 輪荷重 | 5.0トン | |
| 最小回転半径 | 12.0メートル | |
そこで事業者は特車申請をする羽目になりますが、これがかなり面倒。
そこでこの面倒な申請を、行政書士に任せてしまうメリットをお伝えします。
行政書士に特車申請を任せるメリット
それでは行政書士に特車申請をアウトソースするメリットをみていきましょう。
メリット1. 通常業務に集中できる
特車申請を自社で行なっている会社もありますが、あまりに面倒かつ難しいため、自社申請から行政書士にアウトソースする方向に切り替えた会社もあります。
それくらい特車申請は難しく面倒なのです。
こうした面倒ごとにリソースを割かれるくらいなら、餅は餅屋よろしく、行政書士に丸投げしてしまうのが得策。
大手企業なら特車申請部門を作り、申請の実務を専門部署に任せてしまえばいいのでしょうが、普通の会社はそうはいきません。
通常業務プラスで特車申請を行わなければならず、明らかに業務過多。
時間をお金で買うという意味でも、専門家である行政書士に一任してしまうのは良策と言えるでしょう。
メリット2. 法改正・制度改革にいち早く対応してもらえる
我々行政書士は、法律や行政が作った制度でメシを食っているので、法改正や行政のルール変更には人一倍敏感です。
特車申請において代表的な制度改革は特車ゴールドでしょう。
平成28年1月25日より特車ゴールド制度が始まり、特車申請が一部簡素化されました。
特車ゴールド制度は、一言で言えば大型車誘導区間において包括的に許可が取れる制度であり、これによって選択迂回が可能となり、かつ更新がワンクリックで済むという。、圧倒的なメリットを享受できます。

こうした制度改革にいち早くキャッチアップできるのが、行政書士の強みです(でないと行政書士は食っていけません)。
メリット3. 最適な経路選択や、申請差し戻しといったリスクをヘッジできる
行政書士は申請のプロなので、お客様にとって最適な経路選択をしたり、粗雑なミスにより申請が差し戻しになるというリスクを限りなく減らせます。
特に経路選択は重要で、経路によって通行条件が重くなったりします。なので、最適な経路選択をしたり、ときには戦略的な原トンを提案したりと、可能な限りお客様にとって理想な形での申請を目指します。
行政書士に特車申請を任せるデメリット
光があるところに闇があるのが世の理。行政書士に特殊車両通行許可申請を頼む最大のデメリットはお金がかかることです。ええそうです、我々は別にボランティアではありませんからね。
うちの事務所の場合だと、新規申請に1.2万(税込です)、車両追加5,500円、経路追加5,500円となっています。
特車申請を行政書士に依頼する場合、大体うちと同じくらいの相場感になるかと思います。
「うちにそんな金はない!」「暴利を貪りやがって!」
そう思う方もいるかもですが、こちらも苦学の末行政書士になったわけでして、ご依頼いただく場合は件の料金をお支払いいただくしかありません。
代書屋ごときに甘い汁を吸わせたくない、あるいは、「うちの社員たちは優秀だから、行政なんとか士に頼るまでもない」というご事情がおありでしたら、自社で申請をなさった方がいいでしょう・・・
おわりに
さてさて今現在私は家を買おうとしているのですが、所有権移転登記をするための司法書士手数料が25万だったので、愕然としている最中です(やっすいボロ屋なのに・・・)。
餅は餅屋ですし、間違いがあってはいけないですから登記は司法書士の先生に任せることに異存はないのですが、所有権移転登記の相場って高くても15~20万くらいだと思っていたので、「こ、これ、不動産屋さんボッてねえか?」と疑心暗鬼になっている今日この頃です(とはいえ、結構な鬼指値を通してくれたので、手数料ごときで文句は言えないのですが…)。
まあそんな私の超個人的な事情はともかく、プロとしてお客様にお金をいただく以上、しっかり仕事をするし、料金も概ね相場に準じておりますので、「このぼったくりが!」と怒声を浴びせられることはないかと思います。
少なくとも、しっかりお客様にご説明できる料金だと自負しております。
もっとも、最安値をお求めの方は、他の行政書士事務所を検討した方がいいでしょう。
うちはぼったくりではないですが、かといって業界最安値の料金でやっているわけでもないので、「行政書士ごときに払う金は1円でも節約したい!」という、行政書士に親を殺された人は、他事務所をおすすめしておきます・・・
余談が過ぎましたが、ともかくお客様にご依頼いただく以上、しっかりと仕事をしますので、特車関係でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
