【特車】包括申請について
特殊車両通行許可は、普通申請と包括申請があります。
本記事ではこの包括申請について簡単に説明いたします。
包括申請とは
特車の普通申請は、申請車両台数が1台のことをいいます。
他方、包括申請は、申請車両台数が2台以上の申請をいいます。だから「包括」というのです。
もっとも、包括申請できるのは、車種、通行経路、積載貨物、通行期間が同一のものである必要があります。
包括申請の注意点
包括申請で車両諸元を入力する際、トラクタの場合、各型式ごとに、最も重い車両の軸重の数値を入力します。
トレーラーの場合は、各型式ごと、各軸ごとの最も重い軸重の数値を入力します。

ここで入力を誤ると、「合成車両の表示」をクリックしたときにエラーメッセージが表示されるので、そこでミスに気がつくと思います。
なお、包括申請は、申請した車両の中で一番条件の厳しい車両で審査がなされます。
一番条件が厳しい車両とは、諸元として条件が厳しいということ。
すなわち、より長く、より重く、より高い車両ということです。
一番厳しい車両で審査されるという仕様上、場合によっては包括申請しないで、個別に普通申請をした方がいいケースもあります。
でないと、本来D条件がつかないような車両までまとめてD条件が付されてしまい、運行計画に支障をきたす可能性があるからです。
軸重とは?
特殊は頻繁に「軸重」という単語が出てきます。
軸重とは、車両の一つの車軸(アクスル)が路面に加える垂直荷重の合計のことです。簡単に言えば、タイヤとタイヤをつなぐ軸一本にかかる重さを指します。
以下、わかりやすいようにイラストにしてみました。

つまり、軸重全てを足せば車両重量になります。
包括申請QA
包括申請における小さな疑問等をQA形式で解説します。
実際の申請の際の参考にしてください。
Q手数料は?
:特車申請は1台1経路で200円の手数料が発生します(往復なら400円)。
包括申請の場合、台数に関係なく1台の申請として扱われるため、発生する手数料は1台分のみです。
合成車両とは?
:包括申請に際して、複数の車両の中から最も大きい(重い)数値を(幅・高さ・長さ・総重量)を採用して作成する架空の車両のことです。複数車両から最も厳しい数値を採用するため、通行条件が付されたり、経路によっては許可がおりなかったりするので、包括申請を行う前に十分に検討する必要があります。
許可証に書かれた総重量まで積んでいいわけではない
車両は車検証の最大積載量を超えてはいけません。許可証に書かれている総重量は、あくまで合成車両の架空の数値のため、許可証に「総重量2トンまでOKだよ」と書かれていても、車検証上では「1トンまでしか積めないよ」と書かれていたら、守るべきは車検証上の数値です。
